腰が痛くなったら、私にとってはチャンスです

ちょっと変な言い方に聞こえるかもしれませんが——私にとって、自分が痛くなることは“チャンス”なんです。
なぜなら、その痛みを味わうことで、同じ悩みのお客様に、より深く寄り添えるから。 身をもって知った痛みは、施術の精度に直結します。
実は今回、右の腰をやりました
正直に告白すると、先日右の腰が痛くなりました。
しかも、痛むのは背中というよりお尻のほう。原因をたどると、内転筋(内ももの筋肉)がめちゃくちゃ張っていたんです。湯船にじっくり浸かっても、なかなか収まらない痛み。
こうなると、思い出すのは——昆虫学者のジャスティン・O・シュミット博士。ハチやアリに刺されたときの痛みを、自らの体で体験してランク付けしたという、すごい研究者です(その名も「刺突疼痛指数」)。刺されて痛みを味わい、記録し続けるなんて……いや、さすがに私はそこまでできませんが(笑)、気分はまさに「自らを検体にして、この痛みに立ち向かう」でした。
ちなみに博士は、痛みを「熱くて、まるで〜」と“詩のように”表現したそうですが、私の腰を言葉にするなら「内ももからお尻にかけて、ジワーッと重く、立ち上がるたびに“うっ”」……博士には遠く及びませんね(笑)。
分析:なぜ、内ももとお尻から腰に?
自分の体を観察してみると、股関節の硬さが際立っていました。原因に心当たりが。 この時期、前のめりの姿勢で、踏ん張ることが多かったんです。
前かがみで踏ん張ると、内ももやお尻、股関節まわりの筋肉がフル稼働します。ここが張って固まると、その負担を腰が肩代わりして、痛みとして出てくる。つまり私の腰痛は、「腰そのもの」ではなく、「下半身のがんばりすぎ」から来ていたわけです。
だから今回のケアは、腰を揉むより——とにかく股関節とお尻のストレッチ。ここをゆるめることに専念しました。
いちばんの気づき:同じ「腰痛」でも、原因は違う
そして今回、大きな気づきがありました。
下半身が頑張った結果の腰の痛みと、デスクワーク(座りっぱなし)の腰の痛みは、同じ「腰が痛い」でも、アプローチの仕方が違うかもしれない。
下半身がんばり型(踏ん張る・立ち仕事・運動)→ 股関節・お尻・内ももをゆるめる デスクワーク型(座りっぱなし・前かがみ)→ 背中・お尻・もも裏の“動かなさ”を見ていく
同じ場所が痛くても、たどってきた道が違えば、ゆるめる場所も変わる。これは、身をもって実感できた収穫でした。
だから、私は「仮説」を大事にします
実は私がいちばん好きなメニューは、「おまかせコース」。
というのも——直接お体に触れて、お話を聞きながら、「もしかして、この姿勢が原因かな?」と仮説を立てて、その場でメニューを組んでいく。だから、毎回まったく同じ内容にはなりません。お一人おひとり、たどってきた道が違うからです。
この「仮説」こそが、施術の質を左右します。
ご来店のときは、ぜひ教えてください
だからこそ、お願いです。
ご来店で気になることがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。 「立ち仕事で」「最近よく運転する」「デスクワークで」——その一言が、仮説の大きなヒントになります。
施術の途中や後で、「そういえば…」と思い出したことがあっても、遠慮なく教えてくださいね。その“そういえば”が、あなたに合ったケアへの近道になります。
(※ちなみに、強い痛みが続く・脚にしびれが広がるといったときは、無理をせず整形外科などにご相談を。自分の体で実験するのは、私だけにしておきます😊)
さいごに
自分の腰痛も、こうして分析してみると、いい学びになりました。痛みを知るほど、お客様に寄り添える。そう思えば、ちょっとした不調も前向きになれます。と強がりを言ってみたり(笑)
同じ腰の痛みでも、あなたの痛みには、あなただけの原因がある。それを一緒に探すお手伝いを、させてくださいね🌿
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