からだメンテナンス Re:Core
からだのコラム

施術中になぜか鼻がつまる?その正体と、心配いらない理由

「うつ伏せで施術を受けていたら、だんだん鼻がつまってきた……」 「リラックスしてきたな、と思った頃になぜか片方の鼻が通りにくくなる」

Re:Coreにお越しくださるお客さまから、こんな声を実際に何度かいただいたことがあります。同じように感じている方は、きっと少なくないのではないでしょうか。

「自分だけかな」「どこか悪いのかな」と少し気になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。今日はこの「あるある」について、体のしくみの面から分かりやすくお話ししてみたいと思います。

先に結論からお伝えしますね。施術中に鼻がつまってくるのは、多くの場合、体がゆったりと休息モードに傾いてきたサインのことが多いようです。深くリラックスできているときに起きやすい、一時的なものと考えられています。ですので、必要以上に心配しすぎなくて大丈夫なことがほとんどです。

ちなみに、「熱いラーメンを食べると鼻水が出る」のも 鼻と自律神経が関係していますが、あちらは“鼻水が出る”反応で、 今回の“鼻がつまる”とはちょっと別もの。 似ているようで違います。

……と、それはまた別のお話なので、今日は施術中の 「鼻づまり」にしぼってお話ししますね😊

では、なぜそう言えるのか、鼻のしくみから順番に見ていきましょう。

わたしたちの鼻の奥には、血管が豊富で血液が溜まりやすい組織があります(とくに「鼻甲介」と呼ばれる部分)。ここに溜まる血液の量によって、粘膜がふくらんだり縮んだりして、鼻の通りが変わると言われています。血液がたくさん溜まれば粘膜はふくらんで鼻はつまりやすく、血液が少なければ粘膜は薄くなって鼻は通りやすくなる、というイメージです。

そして、この鼻の血管は「自律神経」のはたらきと関わっていると言われています。自律神経には大きく二つあって、ひとつは交感神経(体を活動モードにする神経)、もうひとつは副交感神経(体を休息モードにする神経)です。

交感神経が優位なとき、つまり体が活動モードのときは、鼻の血管がきゅっと収縮して粘膜が薄くなり、鼻が通りやすくなると言われています。反対に、体がリラックスして交感神経の働きがゆるんでくると、鼻の血管が広がって血液が溜まりやすくなり、粘膜がふくらんで一時的に鼻がつまりやすくなる、と考えられています。施術中にゆったりと深くくつろいでいるときは、ちょうどこの後者の状態に傾きやすいのですね。

このしくみと関わりのある身近な例として、市販されている血管収縮タイプの点鼻薬があります。あの種類の点鼻薬は、交感神経が出す物質と同じように鼻の血管に働きかけて、広がった血管を収縮させる、という考え方でできていると言われています。 「血管が収縮すると鼻が通り、血管が広がると鼻がつまりやすい」という関係を、別の角度から示してくれていると言えそうです。 なお、点鼻薬は使い続けるとかえって調子を崩してしまうことがあるとも言われていますので、使い方が気になる方は薬剤師さんやお医者さんにご相談くださいね。

もうひとつ知っておくと面白いのが、「ネーザルサイクル(鼻周期。左右の鼻が交互に通る自然な仕組み)」です。じつは健康な人でも、左右の鼻の通りは数時間ごとに交互に入れ替わっていると言われ、多くの人にみられる現象だとされています。脳の一部(視床下部)が関わっていると考えられています。常にどちらか片方がやや通り、もう片方がややつまっている、ということが自然に起きているわけです。施術中に「あれ、片方だけつまる」と感じるのは、このリズムがたまたま重なっているだけ、ということもあるかもしれません。

さらに、体の姿勢も鼻の通りに影響すると言われています。横になったりうつ伏せになったりすると、重力の影響などで頭や鼻のあたりに血液が溜まりやすくなり、鼻づまりを感じやすくなると考えられています。施術中は横になっている時間が長いので、この体位の影響も少し関わっているのかもしれませんね。

このように、リラックスして自律神経が休息モードに傾くこと、左右が入れ替わるネーザルサイクル、横になった姿勢。こうしたいくつかの要素が重なって、施術中の「なぜか鼻がつまる」が起きやすくなっていると考えられます。どれも体の自然な反応であり、一時的なものであることがほとんどです。むしろ「深くリラックスできていたサイン」と受け取っていただくくらいで、ちょうどよいのではないかと思います。

とはいえ、すべての鼻づまりが心配いらない、というわけではありません。次のような場合は、念のため耳鼻咽喉科などの医療機関にご相談いただくのが安心です。

・鼻づまりが強く、長く続いている

・いつも決まって片側だけがつまる

・鼻づまりに痛みや出血、発熱をともなう

・アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などが気になる

こうしたサインがあるときは、自己判断せず専門の医療機関で診ていただくのが一番です。Re:Coreは治療を行う場所ではありませんので、体の不調や病気が気になるときは、どうぞお医者さんを頼ってくださいね。

ちなみに、施術中に鼻がつまってきて気になるときは、無理に我慢なさらず、スタッフにひと声かけていただいて大丈夫です。少し体勢を変えたり、お顔の向きを調整したりして、できるだけ楽に過ごしていただけるようお手伝いします。深く力が抜けてくると起きやすいことなので、「リラックスできている証拠かも」と思いながら、ゆったり過ごしていただけたらうれしいです。

Re:Core は、もみほぐし・整体・リンパケアなどのリラクゼーション(癒し)を目的としたサロンです。

今日も、ご自身の体をいたわる時間を少しでも持てますように。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

関連記事

店舗場所

からだメンテナンス Re:Core

〒759-0204 山口県宇部市妻崎開作858-1 2階

アクセス・店舗情報を見る →
\ ネットで予約する /